検査について
<尿糖検査>
尿を採取して尿中の糖の量を調べる検査です。
高血糖の状態が続くと尿に糖が出るようになるので、尿を調べて異常があるかどうかを調べます。
しかし、尿から糖が出ているからといって必ずしも糖尿病であるとは限りません。なかには血糖値が高くなくても尿から糖が出る人もいます。また、高齢者の方は血糖値が高くても尿から糖が出ないことがあります。
つまり、尿から糖がでているからといって糖尿病であるとは判断できず、また尿から糖が出ていないからといって糖尿病ではないと判断できないということです。
<血糖測定検査>
血液を調べて糖尿病かどうかを診断します。
血液検査は「空腹時血糖値」、「ブドウ糖負荷試験」、「随時血糖値」を調べて、糖尿病であるかどうかを調べます。
これらの検査によって、1つでも血糖値が基準値を上回った場合は、「糖尿病型」とされます。「糖尿病型」とは、検査の結果で高血糖であるという意味で糖尿病である可能性が高いというふうに判断します。